☆個人が「世界に通用する人材」を目指そうとする背景☆

創業後、ある程度の歴史がある国内企業では、

「社員が組織貢献のために身を粉にして働くべき。というプレッシャーがとても強い。」

「古き良き時代を守り続けるべき、という組織特有の雰囲気が個性を潰している。」

「収入と、日本の企業で働く上での特有の気苦労や束縛感の煩雑さを天秤にかけると、割りに合わない。」

という、労働者の批判的な意見を度々耳にします。

 

それでいて、経済のグローバル化で変化の波に揉まれ、買収や経営不振の知らせが相次ぎ、どこか先が見えてしまっているように見える側面もあります。

新卒の時期が過ぎて社会の仕組みがそれなりに理解できた時に、今後長きにわたっての収入源確保について考えると、
「日本だけでなく、世界中どこにいても、ある程度の収入を確保できる人材を目指したい!」
という思いに至るのも、ごく自然なことかもしれません。

そこで、世界的な活躍を目標としたグローバル人材になるための足掛かりにすべく注目したいのが、ファイナンシャルプランナー技能資格(以下、FP技能資格と記載)の上級資格であるCFPです。世界共通基準をもつこの資格取得には、海外を拠点としたグローバルキャリア構築への可能性が秘められています

 

☆CFPの意義と世界的認知度☆

CFPは「世界が認めるプロフェッショナルFPの証」とされ、FP技能資格の最高峰に位置するものです。現在、北米、ヨーロッパ、アジア、オセアニアを中心に世界24カ国で導入されており、資格取得者の仕事ぶりはそれぞれの国でとても高く評価されています。

資格取得者は認定要件の4E、プロセスの6つのステップに基づいて身につけた高度な知識をもってクライアントに適切なアドバイスを行いますが、素早い問題認識や関われる業務の幅広さなど、FP業界におけるその信頼度は最たるものです。

日本では、金融機関や士業を本業としている人が付属的にFP資格を取得するケースが多くCFPの認知度は意外に低いですが、国内ではこの点がかえって資格取得による自身のオリジナリティ強化となり、日本企業の海外拠点勤務を希望する際には有力なポイントになります。

 

☆グローバルキャリアの必須条件とCFP資格☆

次にグローバルキャリアに必要不可欠な条件と、CFP資格の位置付けについて考えてみましょう。グローバルキャリアを考える上で、次の3つの条件は最低限個人が保持しておきたいものです。

1.軸となる知識

ある分野で体系的な知識を持つことが個人の武器になります。
企業に勤める際にも、独立して仕事を受け持つ際にも、経営について客観的な視点を持ち、市場で生き残るための策を講じられる人材は引く手数多(あまた)です。

2.語学力

世界を拠点にしたビジネスには、言うまでもなく英語が話せることが必須条件。加えて「英語でビジネスができること」が求められます。
日常的な会話の他、ビジネス用語への精通は必須です。

3.常識に囚われず、先を見通す力

日本以外に活躍場所を求めることについて、まるで国内企業の抱える問題点に目を背けて逃げるようだという否定的な意見もありますが、周りの意見に流されることなく自分の見識を持って行動する姿勢は、主張の激しい他国のビジネスパーソンと競いながらグローバルキャリアを築く上で欠かせないものです。

 

CFP取得に向けての学習は、1、3を自身に兼ね備える十分な足掛かりになります。

1.については、いうまでもなく経営資源として欠かせない「カネ」に精通する知識です。規模の大小を問わず経営の要となる「カネ」に基づいて持論を展開できるとなれば、他国で自分を売り込むための大きな強みになるでしょう。

3.については、既存の規則遵守に重きを置がちな日本企業の中で過ごしているとつい見過ごしがちな点ですが、CFP資格の豊富な知識がベースにあれば、無駄に回りくどい手回しを考えずとも常に自信を持って確信をついた提案ができることでしょう。また、国際標準の難易度が高いFP資格ということで、資格保持者は海外の現場でも一目置かれるようです。

 

☆実際の海外勤務について☆

仕事の拠点を海外に移す人口は近年着実に増え続けています。また、昨今の傾向として、世界に通用するビジネス力がある人材の多くは、社内派閥や税金対策その他のしがらみに縛られたくないと拠点を国外に求める傾向にあるようです。

グローバルエリアでの活躍は、実現するには難しいことのように感じるかもしれませんが、例えば10年ほど前に比べても明らかにそのハードルは低くなっています。

少子高齢化によって内需依存型のビジネスモデルが通用しなくなりつつあることも背景にありますが、具体的なきっかけは、2005年に起きたライブドア堀江氏問題によってこれまでの常識が覆されたことにあります。企業的な常識が大きく問われたこの一連の事件により、価値観は人それぞれで、本人が良しとして反社会的な行為に走らなければどこに重きを置いてもOKという風潮がかえって広まり出したのです。

グローバルキャリアを築くために日本から脱出して働くということについて批判的に捉える意見もありますが、近年ではそのような人材を輩出すること自体が国益に繋がるという見解から概ね好意的に見られる傾向にあり、行動への大きな追い風になっています。

一度国外で就業し、仮に日本に戻ってきたとしても、国外での特異な経験は本人の糧となり、ケースバイケースで特殊な状況にも対応できるよう思考の柔軟度が上がりますので、その後の国内勤務もよりスムーズなものになります

 

☆わずかでも直感が働けばチャレンジの価値あり☆

ビジネスにおいてスピードが鍵になる21世紀で重要視されるのは「直感」です。
「これまでの成功体験を大切に抱え込むだけでは、その先の大きな成長は望めない。」という考え方が、国内でも当たり前のように聞かれるようになった昨今ですが、海外ではすでに主流になって久しい考え方です。

そこには、IT革命による情報量の爆発的な増加のおかげで、めまぐるしく変化し続けている現代社会の特徴が背景にあります。

その一方で、溢れんばかりの情報の中から唯一の正解を選び出すのは至難の技。個人のキャリア形成を考える場合、むしろ最初から正解を求めるのではなく、チャレンジを続けながら行きつ戻りつ多くの経験を積むことがポイントになります。

ですので、少しでもあなたの直感が働くようなら、ぜひCFP取得を足掛かりとした世界のビジネス現場への参入を一つの選択肢として取り入れてみてください。情報過多の時代の中で自分のキャリアを極めるために、きっと大きな道しるべになるでしょう。