FP資格の出題分野は大きく分けると6つある

ファイナンシャルプランナー(FP)資格には、学科試験と実技試験があります。でもFP学科試験ってどんな問題が出るの?出題内容についてFPが解説します。

FPの資格を勉強するとお金の知識を効率よく得ることができて、家計の管理が上手にできるようになると聞いて、いざFP試験に挑戦してみようにも、どんな内容が出題されるのか、いまいち分からない。そんな方に向けてFPがその出題分野について解説したいと思います。では具体的にFP試験の出題分野にはどのようなものがあるのでしょうか。FP学科試験の出題分野は大きく分けて6つの領域から成っています。以下でそれぞれ説明していきます。

 

ライフプランニングと資金計画

この出題分野は主に生活に密着したお金のことについての問題が多く出題される分野になります。医療・介護・年金・雇用・労災などの社会保険関連や、国民年金、厚生年金などの公的年金、そして企業年金などの私的年金に関する基本的な知識を問われることになるでしょう。加えて、FP業務の関連法規や人生の三大資金と言われている教育・住宅・老後の資金計画を立てるために各種ローンの知識も学習をすることができます。

 

リスク管理

リスク管理の分野では、私的な保険に関係する問題が広く出題されています。長い人生何があるか分からないために、想定外の出費に対する備えが必要になります。保険商品も現在は数多くあるので、適切な商品を選択するためには知識が必要です。そのための知識をここで学ぶことができます。リスク管理の分野は生命保険と損害保険の知識に加えて第三分野の保険や個人年金保険について問われます。

生命保険ではどんな種類の商品があるのか、その特徴は何かということを学びます。具体的には、定期保険や終身保険、養老保険や収入保障保険、アカウント保険などについて勉強していきます。損害保険では、火災保険や地震保険、自動車保険、傷害保険などが中心に出題されています。第三分野の保険とは、がん保険や先端医療を受けるための医療保険などです。

 

 金融資産運用

金融資産運用では、金融商品やマーケットについての専門用語の意味などの基礎的な知識を始めに学びます。そして、金融商品の価格は常に変動しているのですが、その変動要因や分析の仕方を学んでいきます。具体的には、マーケットの変動要因の分析をするために指標となる金利や物価、為替と景気や株価、債券価格について勉強していきます。株式市場にはどのようなものがあるのか。株式の売買はどのように行われているのか。投資信託ってそもそもなんなのか、投資計算のやり方やポートフォリオの組み方など本格的な内容が目白押しです。加えて、金融商取引法や金融商品販売法、消費者契約法などの関係法令の基礎と投資者保護のための仕組みについても勉強します。

 

タックスプランニング

タックスプランニングとは日本語にすると税金に関する計画という意味になります。FP試験では頻出であり、普段生きていくにも知っておくと役に立つ知識がたくさんあります。税金にはどのような種類があるのか、所得や資産に対する税金のかかり方などを勉強します。特に所得税に関する知識は頻出であり、しっかり勉強しておきたいところです。所得税・法人税・消費税と所得税に関しては所得を10種類に分類して、それぞれに対する税金のかかり方や計算方法を勉強します。税金を計算する上で覚えたいのが控除についてです。社会保険料控除や医療費控除などの所得控除、住宅ローン控除や配当控除の税額控除について勉強します。

 

不動産

不動産の分野では、法律面を中心に学習していきます。不動産に関する法律として、借地借家法、建築基準法、都市計画法などの法律を勉強します。不動産取引に関係して不動産登記に関する知識や不動産関係の税金制度についての知識が多く問われます。法律の学習は体系であり根本から学習をしていくと忘れなくなるとともに、知識が自在に使えるようになるので、民法の入門書を読んでから学習するとより高い効果が得られます。

 

相続・事業継承

相続は贈与関連の問題と相続関連の問題が多く出題されます。贈与では贈与の種類や申告方法および贈与税についての学習をします。特に配偶者控除は抑えておきましょう。相続では、土地や株式の相続税評価額の計算式や、考え方を学習します。遺産分割や相続時精算課税についての学習も実施いたします。相続は多くの人が経験することでありながら、その知識が十分に知られているかと言えば、そうではありません。ここではそのような相続に関する知識を学ぶことができます。

 

まとめ

この記事では、FP学科試験での各出題分野についての説明を行ってきました、出題分野には大きく6つの分野があり、それぞれ生活に密着したお金の知識を問うライフプランニングと資金計画、急な出費への対策としてのリスク管理、安全に資産を増やすための金融資産運用、生活をする上で欠かすことができない税金の知識を問うタックスプランニング、賃貸契約や住宅取得の時に必要となる不動産の知識を問う不動産分野、最後に是非とも知っておきたい相続・贈与の分野があります

かなり実用的な知識が多く、難しいところでも順番に知識を紐解いてゆけば理解できるようになっているので、ぜひ勉強してみてください。