✩そもそもFP資格とは何か?✩
FPとは、ファイナンシャル・プランナー(Financial Planner)技能士の略称です。以下FPと記載します。FPは国家資格で1級~3級まで資格があります。1級は高難易度で、2級・3級と難易度が下がって行きます。FPの資格試験は日本FP(ファイナンシャル・プランナーズ)協会と金融財政事情研究会(きんざい)の組織が実施します。FP資格に有効期限は無く、面倒な更新手続きも不要です。
FPは、税金・保険・年金などの幅広い金融知識と観点を持ち、生活設計を行うお金の専門家です。有資格者は、金融機関や不動産会社・保険会社・住宅メーカーなどの業界で求められます。就職や転職に有利な資格で、独立・起業に役立ちます。習得した知識は年金・税金・資産運用・不動産運用・相続・保険など日常生活で効果を発揮します。将来の生活設計や資金計画の助言・支援する資格です。
FP資格は国家資格ですが、「AFP」「CFP」といった民間資格もあります。FP2級資格保有者が「AFP」、FP1級資格保有者が「CFP」の資格検定を受験可能です。「CFP」資格は、世界標準資格として国際的に通用します。
✩FP資格受験のきっかけ✩
資格受験のきっかけは、高齢期の社会福祉を経営目標にした起業が目的でした。2025年に団塊世代が後期高齢者になり、社会福祉業界は重要な業界です。そこで将来を見越して高齢者の住環境を支援する福祉住環境コーディネーター3級と2級の資格を取得しました。福祉目的の住環境資格は整いました。
残すは、介護業界の資格取得(介護資格は後日、旧ホームヘルパー2級を取得しました。)が重要でしたが、先に金融財産系の資格を取得する事にしました。それは、福祉住環境コーディネーター資格試験内容とFP資格試験内容に共通する科目や事項があったため受験する事にしました。
高齢者の財産をどうするのか?大切な問題です。高齢者は財産を多く保有していて特殊詐欺に騙される事件を多く耳にします。大切な金融資産・不動産などの財産を有効活用するため、大切な財産を守るためにFP資格が必要でした。猛勉強をしてFP3級資格を取得しました。福祉住環境コーディネーター2級、介護福祉士または社会福祉士資格とFP2級資格を持ち合わせれば、高齢者の総合的なサポートが可能であると考えました。
FP3級は基礎知識資格ですので、起業するためにはFP2級以上が必要でした。FP2級を取得しないと、AFP/CFPへステップアップ出来ません。FP3級資格取得後、次の検定試験までにFP2級の資格する事を決断しました。
✩書店に通う日々✩
福祉住環境コーディネーター資格受験では、家の近くに大手書店がありましたので頻繁に大手書店に通い、勉強効率の高そうなテキストと直近5年の過去問題集を購入しました。
過去問題集で正誤表の解説付きの書籍を購入して、最低5回自己模擬試験を実施しました。過去問題集で一度間違えた項目は、ノートに記載して間違えた理由や自己の勘違いを丁寧にまとめました。ノートに記載することによって正解率は高位になっていきました。福祉住環境コーディネーター3級資格を夏に取得し、その次の検定試験で、福祉住環境コーディネーター2級資格を取得しました。
FP3級資格も同様に、テキストと直近5年の過去問題集を購入して自己模擬試験を実施して資格を取得しました。そのとき、出版されている書籍の多さに圧倒され、選ぶのにとても苦労した記憶があります。書籍が多いということは、それだけ世の中でニーズがある資格なんだとその時思い、一層頑張って資格を取得しようと思いました。
✩勉強する内容について✩
FPは、動産・不動産の金融資産に関する6つの分野の知識を有します。
1.年金・医療・介護の「ライフプランニングと資金計画」です。高齢化社会における重要課題である定年後の資産運用や管理を支援する役割を勉強します。
2.保険商品の「リスク管理」です。生命保険・損害保険などの各種保険商品について種類や特徴・選定方法と関連する法律を勉強します。成人病対策や災害リスク対処方法を学びます。
3.資産運用の「金融資産運用」です。債券・株式・投資信託・外貨・FXを中心に特色や仕組みを勉強します。資産運用のリスクとリターン分析方法を学びます。
4.税金計算の「タックスプランニング」です。所得税・法人税・消費税・住民税などの税金に関する知識を学習します。
5.マイホームの「不動産」管理です。不動産の取得・保有・売却・賃借に関して必要となる法律や不動産への税金管理・契約管理の知識と不動産投資について学習します。
6.相続準備の「資産相続・事業承継」です。動産・不動産・金融財産の相続や贈与、事業の継承に関して必要な法律や相続・贈与に関する税金を学習します。
✩予備校の試験対策講座があります✩
FP2級試験への挑戦は、過去問題集を活用した自己学習で臨む事にしました。ある時に、FP2級の資格を取得して「AFP」とステップアップした友人は、起業して個人事務所を営んでいますが、予備校や有料講習を受講しないと資格取得は厳しいと言われました。
友人は、「TAC」を薦めてくれました。「TAC」は資格の講習専門校で30年の歴史があります。友人は講習生の目的意識が高位でモチベーションアップすると大推薦でした。休日や夜間の講習で10万円程の費用が掛かり、3ヶ月程度の期間で終了します。他には「LEC」「資格の大原」などがあります。
✩受験してよかったこと✩
FP2級資格の受験は、スケジュールの問題もあり過去問題集を活用して猛勉強をしました。試験結果は、友人のアドバイスは正しく試験は69点で不合格でした。自己目的を達成するために次回の試験にリベンジすると決めました。
職場の仲間にFP試験で学んだ知識を生かして金融商品や保険、不動産などの説明が出来ました。特に、高齢者施設で「リバースモーゲージ」の説明は好評でした。「リバースモーゲージ」とは保有している家屋を担保に金銭を融通する仕組みで亡くなると家屋の権利は金融機関に遷移する仕組みです。
✩まとめ✩
FP2級資格の取得後、「AFP」認定へのリベンジをすると決めました。その次の試験前に食道に腫瘍が見つかり治療に専念する事になりました。その後は後遺症が酷くフルタイムでの就業が出来ずに我慢の連続です。しかし、FP2級資格は過去問題集を基に自己模擬試験を実施し、資格取得目標に日々研鑽を重ねています。
FP資格はとても幅広い知識を学ぶことができます。ぜひ皆さんも自己研鑽で学ばれることをおすすめします。