ダメダメ社員の体験談~ お金も管理できないダメダメ社員だった自分

20代で借金まみれになり頭を抱える自分

金融商品を使いお金の運用をすすめる営業マンとして社会人デビューも果たし2年目が過ぎたころ。新卒の後輩社員も加わったことで、仕事終わりに連れ出し一杯やるというのが日常でした。独身で社宅住まい。成績が良かった月は歩合給も入り金銭的に苦しくなる印象はなく、あれば使う、なくなれば働いて稼ぎ、それでまた飲みに行く。の繰り返しでした。後輩の前では大盤振る舞い、お会計は勿論自分もち。歩合給がなくても次の給料で何とかなると入るお金は全部使い。

お金がなくなるとボーナスが入れば何とかなると、使う速度は変わらず続きましたので、気づけば消費者ローンの機械の前に座っていました。今振り返ると、そんな生活がいつまでも続くわけがない。いずれ何とかなると思っていた自分の馬鹿さ加減にあきれます。社会人3年目、借金は300万円を超えていました

仕事も営業部署から内勤にかわり、歩合給はなく、サービス残業。給料が入ると先に利息分だけを返す日々の連続でした。自分の金銭管理も出来ないやつがお客様の大切なお金の運用を指南出来るものでしょうか。次第に周りの人達も離れていき、今までの自信もすっかり失くしてしまいました。

 

お金について一から学ぼう、ファイナンシャル・プランナー資格の取得を決意

 インターネットで転職情報を調べ、大きな本屋さんで自己啓発に関する本を手に取ってはみたものの、どれも一度失った自信を簡単に取り戻せることにはならず、このままではダメだと思いました。何とかしないと。不安と焦りから背中がずんっと重く押しつぶされそうになりました。時間は終電近くになっていました。

まったく食べ物ものどを通らない状況でしたが、それでも何か食べないとメンタルだけでなく体もこわしてしまう。帰り道に立ち寄った近くのコンビニで、何となく目にとまったマネー雑誌をパラパラとめくっていくと、サラリーマン所得300万円でもマイホームが買える方法という記事が目にとまりました。解説者の方の理路整然とした解説がしっかりと印象に残り、執筆者の肩書にファイナンシャル・プランナーとありました。

自宅に帰り、色々とファイナンシャル・プランナー資格について調べていくうちに、相談者のお金に関する悩みや不安をきちんと体系だった知識をもとに解決へと導ける資格であること、日本ではまだまだ今後の認知活動は必要に感じられる部分はあるのですが、米国ではFP(ファイナンシャル・プランナー)は、医者・弁護士に並ぶ権威ある資格であることが分かりました。

相談者の悩みや不安を解決できるレベルまで自分がなれるかどうかは正直わかりませんでしたが、資格の勉強を通じて、ダメダメだったお金に関する知識を一から学べるチャンスになりますし、きちんと体系だって理解を深めていければ、近い将来だれかのために役に立てるのではないかと感じ資格取得を決意しました。

 

勉強してはじめて分かる、ファイナンシャル・プランナーの博識とは

FP試験合格を目指し、1週間で合計36時間を勉強のために確保

今から10年程前、ファイナンシャル・プランナーの資格取得を目指し勉強をはじめました。当時の参考書や問題集などの出版物は今と比較し限られたものしか発売されておらず、勉強をする環境は整っておりませんでした。わずかな情報をもとに調べ某予備校で通信制の教育カリキュラムがあることを知り申し込みました。

数日後に送られてきた教材は、白黒の文字だらけの冊子と、段ボールが何箱にもなるビデオカセットの数々。今の時代は、インターネット環境さえあれば動画で講義を受けることもできますから、当時は大変でした。毎日早起きをして出社前の2時間と、なるべく残業しないよう日中の仕事は死に物狂いで終わらせ、大好きな飲み会もきっぱりと断り帰宅後2時間。仕事が休みの土日は8時間ずつ、一週間で合計36時間を勉強のために確保していました。とにかく当時は教材に頼るしかありませんでしたので、ビデオカセットテープが擦り切れるまで何度も講義映像を見返していました。

ファイナンシャル・プランナー資格の種類

2017年時点でファイナンシャル・プランナーの資格は、国家資格である3級・2級・1級のFP技能士と、民間資格であるAFP・CFPがあります。金融財政事情研究会(きんざい)日本FP協会が実施しており、年3回ほど資格試験を受験することができます。

FP技能士の試験は学科・実技からなり両方合格することで資格取得となります。AFP・CFPについてはFP技能士の要件以外にも日本FP協会が定める認定研修の修了などの一定条件と、入会金・年会費の支払いが必要です。

 

私はというと、

2006年10月に上記通信教育で学習し、2級FP技能士とAFPの認定研修を修了しました。

そこからはAFPの上位資格であるCFPの資格取得を目指し、途中転職などで時間はかかりましたが、2016年6月にCFP認定。2016年11月に1級FP技能士(日本FP協会)を取得いたしました。

FP資格の難易度

試験の難易度は受験する年によってバラツキはあるのですが、

参考までに日本FP協会の試験結果データより、

・3級FP技能士で学科は6割強、実技は7割強の受験者の方が合格されている。

・2級FP技能士で学科は4割弱、実技は5割強の受験者の方が合格されている。

ことが分かります。税理士、社会保険労務士、司法書士など士業といわれる難関資格の合格率と比較すると、きちんと取り組めば合格できる資格といえます。

FP資格の勉強方法

勉強方法は様々でご自身にあったものを取り入れていただきたいのですが、金融業界などでお仕事を経験されたことがない方なら、3級からの受験をおすすめします。一見まわり道と感じられるかもしれませんが、何事も基礎をしっかり理解しながら進めることが大切です。

大きな本屋さんに行き、テキストと問題集は同じシリーズで別々になっているものを購入して下さい。取り組み方としては、テキストを読み込むよりも先に問題集からはじめます。間違えてもいいのでどのような問題があるのか。これから学ばれる内容は、どんなものがあるのかを把握していくように進めます。それと間違えた箇所はテキストの該当ページを開き、なぜ間違えたのか。あわせて正解したものもあいまいな状態で正解していないかどうか確認していきます。

問題集の構成によっては1つの問題に選択肢が4つあり、その中から1つの回答を選ぶ形式であれば、全ての選択肢に対してどこが正解でどこが間違いなのかも答えるようにしてください。

問題集をすべてやり終えたらテキストを軽く最後まで読んでください。それを3回繰り返したところまでいけば、例え金融知識がない方であっても実力が身についたという実感ができます。

社会人でなかなか時間が作れない方には、資格予備校などのスクールで受講されるのも1つの方法です。費用はかかりますが時間短縮というメリットはありますので数校の資料取り寄せをしてみてはいかがでしょうか。

ファイナンシャル・プランナー資格の勉強内容

ファイナンシャル・プランニングの勉強をすすめていくと、

・金融資産運用設計…株、債券、オプションなどの金融商品全般の理解と運用に関する知識

・不動産運用設計…不動産の理解、権利関係などの法律に関する知識、関連商品等

・ライフ・リタイアメントプラニング…ライフプランの考え方と表現、年金制度の理解

・リスクと保険…リスクに対する考え方、各種保険商品の知識、税制の理解

・タックスプランニング…所得税、法人税などの税に関する幅広い知識の習得

・相続・事業承継設計…相続に関する知識、法人事業を円滑に承継するための応用力

といった6つの分野を学習することになります。勉強開始直後から広く浅く物事の基本について学び、習熟状況にあわせ1つずつ掘り下げていくことで社会人としての一般教養以上の基礎を身につけることができると思います。情報が氾濫する今日において、必要な情報を読み取り次の行動に繋げていくための一定の金融リテラシーは必要です。

ファイナンシャル・プランナーという資格は、点と点の情報を線で繋ぎ、相談者が抱えるお金に関する悩みや不安を軽くしてさしあげられる社会貢献性の高い資格であるといえます。

 

広がる口コミで個別相談業務は1,000組以上のファイナンシャル・プランナー

他人の利を重んじて、人様のお役に立ち続けたい。

ようやく最近になって少しは実践できてきたのではないかと感じられるようになりました。

今日まで活動し続けることが出来たことは、どん底の時に手に取ったマネー雑誌で読んだ記事。ファイナンシャル・プランナーという肩書き。相談にお越しいただいたお客様や縁あってご支援いただく皆様のおかげだと思います。

ダメダメ社員の頃は、1人また1人と私のもとから人が離れていきましたが、今は口コミをもとに相談者の方から会いにきていただけます。今後の活動は社会貢献にも力をいれて、誰もがきちんと金融リテラシーを持てるように教育の現場からお力添えが出来る方法はないか企画思案しております。

 

ファイナンシャル・プランナーとは私の人生を大きく変えた資格です。

ここまでお読みいただいた皆様にとってもそうでありますように。

ファイナンシャルプランナー資格を取得したことで一歩一歩前に進むことができるようになりました